「バイタリティがある人」と聞くと、やる気に溢れ、タフで仕事ができるといったイメージが湧きますよね。
自己PRでバイタリティをアピールすると、仕事で活躍できるというイメージを与えることができます。
そんなバイタリティですが、アピールの仕方を間違えると全く響かないものになってしまいます。
この記事では、注意点と例文をご紹介しています。
是非、読んでみてください!
バイタリティとは?
バイタリティは、日本語では活力、元気、生命力などと訳されることが多い言葉です。
ポジティブな意味を多く持つ言葉であるため、次のような強みがある人はバイタリティのアピールがぴったりですよ。
- 目標に向けて努力できる
- ストレスに強い
- 忙しい時でも自己管理ができる
- 何事にも積極的に取り組める
しかし、幅広い意味を持っているが故、漠然としすぎている言葉です。
そのため、どのような経験がバイタリティに当てはまるのかイメージしづらいと思います。
バイタリティのアピールにぴったりなエピソードというものは特にありませんが、基本的にはチャレンジ精神や向上心、行動力、前向き、忍耐力などといった強みをアピールする時と似たようなエピソードで大丈夫です。
以下のような経験からアピールできます。
バイタリティのアピールに使うエピソードは、手頃なものから難易度の高いものまであります。
あなたのバイタリティが1番伝わる経験を探しましょう。
バイタリティをアピールするする際の注意点
バイタリティをアピールする際に注意してほしいことは2つです。
単なる体力アピールはNGということと社畜根性のアピールもNGということです。
順番に説明していきますね。
単なる体力アピールはNG
バイタリティと聞くとエネルギッシュでタフというイメージがありますが、ただの体力アピールは魅力的ではありません。
なぜかというと、体力があることと仕事ができるかは別問題だからです。
入社後にどんな活躍をするか、体力があるというアピールではではイメージできませんよね。
体力よりも、継続力や忍耐力などの精神的な強みをバイタリティとしてアピールしましょう。
社畜根性のアピールもNG
バイタリティがある=いくらでも働けるではありません。
- アルバイトで7連勤した
- 1日10時間働いた
- 残業ウェルカム
上記のようなことを得意げにアピールする人もいますが、控えた方がいいでしょう。
というのも、現在は働き方改革でどの企業も、残業を減らしたり、休暇を取りやすくする工夫をしています。
私が参加した会社説明会でも、働きやすさをアピールする企業がほとんどでした。
そのため、社畜根性がある人よりも限られた時間で効率よく業務をこなせる人を求めています。
今どきの働き方に合ったアピールを心がけましょう!
バイタリティを自己PRでアピールする際のNG例文
バイタリティを自己PRでアピールする際のNG例文を1つご紹介します。
私には、バイタリティがあります。私は実家から大学まで片道2時間半掛けて通っています。通学に時間が掛かるため、学校のない日にアルバイトをしています。週によっては休みが1日もない日があるため、辛いと感じることもあります。しかし、アルバイトを遅刻や欠勤することなく、現在まで勤め上げました。このバイタリティを活かして入社後も業務に励みます。
- バイタリティのアピールというよりは体力アピールになっている
- 1日も休みがないくらいにアルバイトする理由は?
- 入社後にどう強みを活かすかが明確ではない
この例文のような自己PRでは書類選考を突破することはできません。
実は、書類選考を突破できる自己PRはフレームに沿えば簡単に作ることができます。
自己PR文の書き方に困っている人は以下の記事を参考にしてみてください。
分かりやすい自己PRが簡単にかけるフレームについて書かれています。
【自己PRの書き方】年間50名以上を内定に導いた元新卒エージェントが解説【就活】
バイタリティをアピールする自己PR例文
バイタリティをアピールする自己PRの例文を2つ挙げました。
参考にしてみてください。
①目標に向けて努力した経験
私にはバイタリティがあります。私には大学生になったら毎年海外旅行に行くという目標がありました。そのためにアルバイトでお金を稼ぎ、貯金をしました。私は入学当初から長距離通学をしており、通学に時間が掛かるため、授業がない日をアルバイトに充てていました。週によっては大学とアルバイトで休みが1日もないこともあり、体力的に辛いと感じることもありました。また、課題やテスト勉強もしなければならないため、タイムマネジメントを徹底しました。その甲斐あって、大学の単位を1つも落とすことなく、1年間で平均100万円稼ぐことができました。1年生では台湾、2年生で韓国、3年生でオーストラリアに行きました。今年はヨーロッパ諸国を旅行する予定で、現在もアルバイトに励んでいます。このバイタリティを活かし、目標を達成するためにどんな状況でも努力し続け、多くの利益を生み出します。
この例文は、先程のNG例文を手直ししたものです。
この例文では、毎年海外旅行に行くという目標のために努力した経験を自己PRのエピソードにしています。
長距離通学をしている状況の中で、アルバイトで100万円稼いだという事実でNG例文よりも文章全体に具体性が増しています。
②挑戦し続ける
私には困難に挑戦し続けるバイタリティがあります。大学で2年間学んだ中国語のスキルを今後も伸ばし続けたいと思い、昨年中国語検定3級に挑戦しました。私はリスニングが苦手で、点数が伸び悩んだ時期がありました。リスニング力を伸ばすため、毎日、通学時間にリスニングCDを聴きました。また、接客のアルバイトをしている衣料品店に来店される中国人観光客に、積極的に中国語で話しかけました。始めたばかりの頃は、なかなか通じず、心が折れそうになることもありました。しかし、筆談やジェスチャーを使い、中国語だけで会話をすることを意識しました。次第にスムーズなコミュニケーションが取れるようになり、自信が持てるようになりました。そして、試験に合格することができました。しかし、リスニング試験の点数には満足できなかったので、現在でもリスニングの勉強を続けています。そして更にスキルを伸ばすため、HSK5級の勉強も並行しています。このバイタリティを活かし、どんなことにも挑戦し、できる仕事の幅を広げたいです。
この例文の場合、チャレンジ精神や向上心といった言葉に置き換えてもいいです。
何かに挑戦したことを自己PRのエピソードにする場合は、きっかけを書くと読み手に伝わりやすいですよ。
面接でも必ずと言っていいほど質問されます。
また、自己PR文を書いたら第三者に添削をしてもらうことをお勧めします。
より質の高い自己PR文にになりますよ!
関連:エントリーシートの添削の必要性について|ESは第三者に見てもらわないと完成しない!?
まとめ
バイタリティがある人はどんな仕事にも前向きに取り組むことができます。
そのため、周囲から安心して仕事を任せてもらえます。
入社後に活躍できるアピールをするための強みとして、バイタリティは効果的です。
注意点を意識して、あなたのバイタリティを企業にアピールしましょう!
その他の強みをアピールしたい人には以下の例文集を参考にしてみてください。
あなたの経験や強みに合った例文が見つかるはずです。