学生時代、アルバイトに励んだ人は多いのではないでしょうか?
アルバイトで様々な経験をし、多くの力を身につけたことだと思います。
この記事ではアルバイト先の売上をアップさせた経験を自己PRとしてアピールする方法について例文と一緒に紹介しています。
「お店の売上に貢献するために努力したけど、どうやってアピールしたらいいか分からない」という人に是非読んでいただきたいです。
アルバイトの売上アップをどうやってアピールしたらいいの?
アルバイトの売上アップや売上貢献をアピールする時に欠かせないのが何と言っても数字です。
数字を使ったアピールには具体性が出ます。
効果的な数字の使い方
- 1日に◯万円売り上げた
- 売上が前年比の△倍になった
- 個人売上1位になり表彰された
売上に関わることで評価された場合は、そのこともアピールしましょう。
売上に関してですが個人の売り上げでも店舗ごとの売上でもどんなものでも大丈夫です。
また、華々しい成果でなくても構いません。
下記のような成果でも大丈夫です。
- 自分で設定した売上目標を達成した。
- 期間限定品を1日で最高〇〇個売り上げた
あなたがお店の売上をアップさせるためにどう関わったかが重要なため、職種やお店の規模も気にしなくていいです。
売上アップをアピールする時の注意点
売上をアップさせることはすごいことですが、採用側が知りたいことはあなたが何をしたかです。
売上アップはあくまでも自己PRのエピソードです。
あなたが工夫したこと、努力したことをメインに書きましょう。
以下、具体例を挙げてみました。
- 客単価を上げるためにお客様にトータルコーディネートを提案した(アパレル)
- 新商品が出た時は試食してお客様に味や食感を伝えられるようにした(飲食店)
- 配置を変えたり販促ポップを書くことでオススメ商品を目立たせた(販売系)
- お客様の顔や好みを覚えてスムーズにオススメできるようにした(接客業)
上記のような行動が売上に繋がったことをアピールしましょう。
また、アルバイトを自己PRにする時に共通して言えることですが、専門用語や隠語を使うことはNGです。
お店にもよると思いますが、お客様に配慮して隠語を使っているところもあると思います。
そういった言葉はあまり外へ出すべきではないので、なるべく使わないようにしましょう。
どうしても使わざるを得ない時は「〇〇という△△」というように軽く説明を入れるようにしましょう。
アルバイトの売上に貢献したことを自己PRのエピソードにする時のNG例文
次の例文を見てください。
私はコミュニケーション能力があります。私は2年以上接客のアルバイトをしています。お客様に丁寧に接客することで気持ちよく買い物をしていただき、客単価を上げることを意識しました。それを繰り返しているうちに、お客様に顔を覚えてもらえるようになり、顧客が増えました。そして店全体の売上が大幅にアップしました。入社後もこの力を活かして業務に取り組みたいです。
上の例文のダメなポイント
- コミュニケーション能力に関するエピソードがない
- 「丁寧に接客」に具体性がない
- 売上がどれくらい伸びたのか分からない
- コミュニケーション能力を仕事にどう活かすかが明確ではない
自己PRは入社後にあなたが活躍するビジョンを読み手が想像できるものを作りましょう。
自己PRの書き方に悩んでいる人は以下の記事を読んでみてください。
関連:【自己PRの書き方】年間50名以上を内定に導いた元新卒エージェントが解説
また、「自分の強みが分からない」「自己分析のやり方が分からない」と悩んでいる人にはOfferBox<オファーボックス>がお勧めです。
就活生の4人に1人が利用している企業からスカウトが来る逆求人サイトです。
登録料は無料で自己分析も簡単にできます。
自己分析がしっかりできている人は、企業選びやESの制作も順調に進めることができますよ。
アルバイトの売上に貢献したことを自己PRのエピソードにした例文
売上アップにまつわる自己PRの例文を3つ紹介します。
是非、参考にしてみてください。
徹底的な自己分析を完了させないと、自分の強みに対して深堀りができず、面接で撃沈してしまいます。(自己分析は適当でいいや、という人は要注意)
「まだしっかり自己分析を進めていない」
という方は、まずは以下の記事読みましょう。
①問題を解決するために率先して行動できる
私は問題を解決するために率先して行動する力があります。私は大学1年生の頃からカフェでアルバイトをしています。お店に来るお客様はサラリーマンが多いためか、コーヒーの売上は良くても新商品や期間限定品の売上が良くありませんでした。そこで、メニューが新しく追加された時には必ず試食し、お客様に味や食感を伝えられるようにしました。そして、販促ポップを書いたり店頭で新商品に関する呼びかけを行いました。モーニングの時間帯やランチタイムは店全体が混雑するため、なるべくお客様がゆっくりできる時間帯を狙って新商品のアピールをしました。他のスタッフにも協力を呼びかけ、店全体でアピールに取り組んだ結果、新商品の売上を30%程伸ばすことに成功しました。社会人になってからも主体的に行動することを大切にし、自分がお手本となって仲間と一緒に仕事に取り組みたいです。
この強みは主体的に行動できる、リーダーシップがあるなどの言葉に変換してもいいかもしれません。
チームで売上アップをした経験を自己PRにするときは、自分がチームの中でどのような働きをしたかを明確にしましょう。
主体的に行動していなくても、チームの一員として努力したことを書けば問題ありません。
- 進んで仕事を引き受けた
- リーダーのサポートをした
上記のように「縁の下の力持ち」と言われる力をアピールすることもできますよ。
②ホスピタリティ
私はホスピタリティに自信があります。私は3年間、衣料品店で接客のアルバイトを続けています。アルバイト先の店舗は商品単価が低いため、閑散期には売上を伸ばすことが困難でした。そこで、常連客の顔と名前、好みを覚え、来店された時にスムーズにお勧めの商品をご案内できるようにしました。また、以前購入された商品との組み合わせも意識しました。お客様一人ひとりの好みを把握することは難しかったので、スタッフ同士の報連相を大切にし、お客様一人ひとりにぴったりのものがお勧めできるよう心掛けました。そうすることで、1日に◯万円売り上げ、閑散期の月の個人売上1位をとることができました。お客様にも喜んでもらうことができ、接客の仕事のやりがいや楽しさを感じました。持ち前のホスピタリティを活かし、入社後もお客様のことを第一に考えたサービスや商品の提供をしていきます。
ホスピタリティは、接客が得意な人や接客が好きな人にぴったりな強みです。
接客をするにあたって、努力したことや工夫したことをエピソードとして強みをアピールできます。
接客の経験以外でも、お客様を思って行動したことがあればエピソードとして書くこともできますよ。
③チャレンジ精神
私にはチャレンジ精神があります。私は雑貨店で接客のアルバイトをしています。お店が観光地から近いため、外国人のお客様が多くいらっしゃいます。私は英語が苦手だったので、外国人のお客様から商品について質問されても答えられない事がありました。私の力不足のせいでお客様に嫌な思いをさせてしまったことを反省しました。それからTOEICの勉強を始めました。接客に必要な単語や文章も覚えました。実際に外国人のお客様が来た時は積極的に話しかけ、全て英語で会話しました。初めの頃は緊張で話しかけるまでに時間が掛かりましたが、全てのお客様に買い物を楽しんでもらうことを目標に勇気を出しました。次第に英語の発音も上手になり、スムーズな会話ができるようになりました。コミュニケーションが取れるようになると、外国人のお客様のまとめ買いが増えたり、2日連続で来店してくださることもありました。結果、繁忙期の外国人観光客による売上が施設内で1位になりました。このチャレンジ精神を活かして、新しいことにどんどん取り組みます。
語学力以外にも、アルバイトに関わる資格や検定に挑戦したことがある人には描きやすい強みだと思います。
身につけたスキルや知識が役に立った経験と一緒にアピールできるといいですね。
面接で質問されることが多いので、挑戦することにしたきっかけも書いておくといいですよ。
アルバイトの売上アップの経験とは異なりますが、こちらの記事の例文集もお勧めです。
強み、経験別に例文がまとめてあります。自己PRを書く前に目を通しておくと書きやすくなります。
関連:自己PRの例文集|あなたの強みや経験に合った例文を探そう
まとめ
アルバイトでの売上アップの経験をアピールする際は、売上アップのための工夫や努力をメインに書きましょう。
あとは、書き方に沿って強みをアピールすればバッチリです。
また、自己PRを書いたら第三者に添削してもらうことをお勧めします。
特に、プロにみてもらうことでより質の良い文章になります。
関連:エントリーシートの添削の必要性について|ESは第三者に見てもらうことで完成する!?
⬇その他の学生時代の経験を自己PRのエピソードにしたい場合