多角的な視野を長所として自己PRを書く場合には
- 何を意識して書けばいいのか
- 上手く伝えられるか
など、多くの不安があると思います。
この記事では多角的な視野という強みを深く知って、面接官に上手く伝えるための注意点とポイントを紹介していきます。
多角的な視野とは
そもそも多角的な視野とはどういった意味を持つのでしょうか。
多角的な視野という強みには
「視野が広い」
「様々な視点で物事を見ることが出来る」
といった特徴があります。
つまり、多角的な視野を持っている人は、広い視野で様々なことを思考して、客観的な立場で物事を見ることが出来るのです。
多角的な視野を企業はどう評価するのか
広い視野で分析できる
多角的な視野を持っている人は視野が広いので様々な物事に対して気づきが多いです。
そのため、どのようなことでも深く分析し、欠点やデメリットをすぐに発見する力があります。
また、見つけ出した問題に対しても、広い視野によって多くの情報を収集できる力があると評価されます。
斬新なアイデアを生み出せる
多角的に物事を見るので、様々な切り口で考えることが出来ます。
そのため、課題に対しても思いつかないような革新的なアイデアを出すことが出来る発想力が評価されます。
特に企画職や開発職では多くのアイデアを出す力が必要とされるので非常に有効なアピールポイントです。
関連:発想力を自己PRするコツ|アイデア力があることをアピールして内定に近づこう【例文付き】
短所にもなりうる?
多角的な視野は伝え方によっては短所にもなってしまいます。
多角的な視野を持つ人は選択肢が多くなり、決断が遅れるという欠点もあります。
強みと言っても、短所としての一面もあるということを抑えておきましょう。
その辺りは、自己分析をしっかり進めることで、自分の長所短所を把握する必要があります。
関連:就活上級者は皆使っている!?自己分析ツールを活用した超効率的な就活の進め方
多角的な視野を自己PRに使う際のNG例文
私の長所は物事を多角的な視野で見て、様々な考え方することで問題解決をできるところです。私は大学入学当初からダンスサークルに所属しており、2年生の時に代表を務めました。全国大会出場を目指していましたが、例年予選で敗退していました。私は多角的な視野を活かしてサークル全体を見て、練習方法に問題があると考えました。私はこの問題を解決するために多角的な視野で様々な練習方法のアイデアを提案しました。それらをサークルで試すことでサークルにあった練習方法を作成することが出来ました。これによってサークルを予選通過に導くことが出来ました。この経験を活かして仕事を円滑に行えるようにしたいと思います。
この例文の問題点は、「多角的な視野」という言葉を何度も使用している点です。
強みといっても、同じ言葉を繰り返すのは、あまり印象がよくありません。
別の言葉に言い換えて書くようにしましょう。
具体的には、「広い視野」や「発想力」、「分析力」というように言い換えることが出来ます。
また、例文では多角的な視野で多くのアイデア提案し、全てを試しています。
これでは多くのアイデアを出したことで決断が遅くなっているという短所も目立ってしまっています。
決断力があることにも軽く触れると良いでしょう。
フレームに沿って「多角的な視点」をアピールする自己PRの書き方【例文付き】
自己PRは型に落とし込んで考えると作りやすいです。
以下の①〜③の流れを押さえて作ることを意識しましょう。

自己PRの書き方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連:【自己PRの書き方】年間50名以上を内定に導いた元新卒エージェントが解説【就活】
結論 | 簡潔に伝えたいことをまとめよう
私の長所は多角的な視野で物事を見て、様々な考え方が出来るところです。
結論が複雑になると伝えたいことも伝わりきらなりません。
伝えたいことを簡潔に書くことを意識してください。
多角的な視野という長所は捉え方が複数あるので、結論も少し長く取りましょう。
具体的なエピソード| 多角的な視野をどのように活かしたかを書こう
私は大学入学当初からダンスサークルに所属しており、2年生の時に代表を務めました。全国大会出場を目指していましたが、例年予選で敗退していました。そこで、私の広い視野を活かしてサークル全体を見て現状や課題を見つけて分析し、練習方法に問題があると考えました。また、課題解決の上では様々な切り口で考え、多くのアイデアを出すことが出来ました。それらのアイデアに対しても多面的に考えてメリットとデメリットを分析することでサークルにあった練習方法を作成することが出来ました。これによってサークルを予選通過に導くことが出来ました。
多角的な視野をどのように活かしたのかを明確にすることが重要です。
多角的な視野は複数の捉え方があるので、「多角的な視野を活かして」といった表現だけでは、この長所を伝えることが出来ません。
例文のように、「分析した」「様々な切り口で考えた」などの言葉で補足して、多角的な視野の活かし方を伝えるようにしましょう。
入社後どう活かすか | 会社の特徴を掴んで書こう
この経験から、多角的な視野による分析力や発想力を活かしてお客様の真のニーズに気づき、課題解決に向けたアイデアを提案したいと思っています。貴社の営業職では直接お客様とお話する機会が多いと伺ったので、私の長所を活かしてお客様に寄り添った営業活動をしたいと考えています。
会社の社風や雰囲気などの特徴や志望職種の特徴を掴んで、多角的な視野を活かせるポイントを書くようにしましょう。
以下のような企業や職種は、特に多角的な視野を活かしやすいと言えます。
- ベンチャー企業のような挑戦心に溢れる企業
- 「挑戦」を目標として掲げている企業
- これから新事業を展開する予定がある企業
- ニーズを汲み取ることが重要な営業職
- 様々なアイデアが求められる企画職
自分の長所を活かせるポイントを探して伝えることを意識して下さい!
他の強みをアピールしたい方はこちらの記事もおすすめ
まとめ
今回は自己PRでの多角的な視野の使い方を紹介しました。
今回紹介したポイント
- 多角的な視野という言葉の言い換えをする
- どう活かしたのか具体的に説明する
- 決断力をアピールして短所をカバーする
この3点を抑えて、多角的な視野を上手く伝えられるようにしましょう。
また、もっと詳しい自己PRの作り方を知りたい人は以下の記事も参考にしてみてくださいね。
エントリーシートの添削の必要性について|ESは第三者に見てもらわないと完成しない!?
自己PRをゼロから作ろう|8つのポイント総まとめ【元新卒エージェントが解説】
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