「どうやって縁の下の力持ちで自己PRをつくるの?」
「縁の下の力持ちの表現はそもそも強みになる?」
こんな悩みをもつ就活生は多いのではないでしょうか。
実は、縁の下の力持ちは言い換えで表現することで自己PRが書きやすくなり、あなたの強みがより伝わります。
この記事では、縁の下の力持ちを自己PRするコツや注意点を例文付きで解説していきます。
簡単に読める記事ですので、是非よんでみてくださいね。
そもそも縁の下の力持ちとは何か
縁の下の力持ちで自己PRを作成する際は、まず言葉の定義づけから始めることをおすすめします。
「縁の下の力持ち」は「目立たないところで他人や周囲のために苦労をし、支えること、またそのような人物」を指すことわざです。
https://shukatsu-mirai.com/archives/34394
縁の下の力持ちにはこのような意味があります。
つまり縁の下の力持ちとは、陰で努力したり、進んで周りの嫌がることに取り組む人のことを指します。
縁の下の力持ちを言い換えてみる
縁の下の力持ちは多くの就活生が使う表現です。
そのため、言い換えてアピールすることで他の就活生との差別化になります。
以下のような言い換えが考えられそうです。
- 影の立役者
- 引き立て役
- 裏方仕事が得意
- 人のために働ける
さらに、言い換えだけでなくキャッチコピーを用いるとより面接官の印象に残ります。
例えば、生粋の黒子や裏方力が強みですといった表現をします。
こうすると、あまり聞きなれない言葉で面接官の興味を引くことができます。
縁の下の力持ちのアピールは少し地味かなと不安な方もキャッチコピーを使えば印象的にアピールできるのでオススメです。
縁の下の力持ちをアピールするのにおすすめな人
縁の下の力持ちは、裏方仕事に取り組んだ経験があればアピールすることができます。
なかでも、副部長やマネージャーのようにチームや部長を支るような役職であれば、なお説得力やエピソードに厚みが出るでしょう。
また、役職がなくても努力家の方や目立たない性格を逆にポジティブにアピールしたい場合に用いるといいでしょう。
縁の下の力持ちを最大限自己PRするコツ
縁の下の力持ちを最大限自己PRするには、実際に取り組んだ裏方仕事を具体的に伝える必要があります。
ただ縁の下の力持ちであることを主張しても、面接官はピンとこず、あなたがどういう人物なのかを判断できません。
なので、実際に取り組んだ行動や、なぜそれに取り組んだのかなどを深堀りして伝えることで、自己PRに厚みが生まれます。
縁の下の力持ちを自己PRでアピールする際の注意点
縁の下の力持ちは裏方としてのアピールになるため、地味な印象に留まってしまいがちです。
そのため、以下の点に気を付けて自己PRを作るといいです。
①結果を重視して伝える
あなたが取り組んだ裏方仕事が組織にどのような影響を与えたかを書くといいです。
その取り組みが本当にチームに必要なものだったか、結果を合わせて伝えることでより正当に評価を得られるでしょう。
組織の課題に対し、あなたが主体的に裏方仕事に取り組み、組織として結果がでたという流れで伝えると企業でも活躍を期待できますよね。
また、結果を伝える際には数字を必ず入れましょう。
ただでさえ縁の下の力持ちという表現は曖昧な部分があります。
結果まで曖昧に表現しまうとマイナス効果になりかねないので、ここはしっかり抑えましょう。
②他の強みも合わせて伝える
裏方の経験には、縁の下の力持ち以外の強みも活かされなかったか振り返って見てください。
例えば、
- 裏方仕事を効率的に進めるために周りを巻き込みながら取り組んだ
- コミュニケーション力を活かし、選手の意見を取り入れながらマネージャーの業務に取り組んだ
といったような表現の方法です。
これにより、ただ裏方仕事が得意な人から、もう一歩深くあなたの強みを伝えることができます。
関連:強み別の自己PR例文一覧
縁の下の力持ちを自己PRする際のNG例文
私の強みは縁の下の力持ちとして行動できることです。部活のマネージャーとしての取り組みでこの力が培われました。私は選手の体調管理や部のスケジュール管理を行いました。特にスケジュール管理では、部の単位のスケジュールだけでなく、ポジションごとや個人のスケジュールまでを管理することでチーム運営が以前より円滑に進みました。貴社でも、縁の下の力持ちとして企業を支える人材として貢献したいです。
この例文の悪い部分を解説します。
まず、文章が取り組みの羅列になってしまっています。
なぜ、チームの課題に対してこの取り組みをしたことや、取り組みの中にあなたらしい性格や別の強みを入れるとより効果的に伝わります。
また、結果も円滑に進みましたと曖昧に締めくくったため、全体的にフワッとした自己PRになっています。
取り組んだ裏方仕事が組織にどんな影響を与えたか数値を用いて伝えるようにしましょう。
フレームに沿って課題解決力の自己PRを完成させよう【例文付き】
自己PRは型に落とし込んで考えると作りやすいです。
以下の①〜③の流れを押さえて作ることを意識しましょう。

①結論|強みの主張と取り組みの概要
私の強みは、縁の下の力持ちとして活動できることです。アメリカンフットボール部で副部長として活動し、後輩のサポートをしチーム力の底上げに取組みました。
自己PRは結論ベースで話す必要があるので、まず結論を述べましょう。
その上で、どんなエピソードについて話すのか概要を伝えると、後のエピソードが伝わりやすくなります。
②具体的なエピソード|課題・取り組み・成果
課題を述べる
なぜ後輩のサポートをしたかというと、部の課題として、上級生の部員が少なく、選手層が薄い問題がありました。
始めに、課題を述べましょう。
この課題を解決する中で、縁の下の力持ちをアピールしていきます。
取り組みの決定から実際の行動について述べる
そこで、私は自分の成長よりも下級生を成長させたほうがチームの勝利になると考え、下級生のサポートを行いました。下級生と上級生の最大の差は身体であることに着目し、ウエイトトレーニングの数値を上級生と同レベルにすることを目標に取り組みました。私の役割は下級生がトレーニングの成果がでる環境を整えることだと考え、下級生向けのトレーニングのコーチや食事の管理を率先して取組みました。
この取り組みの内容にあなたの強みが1番現れるので、詳しく書きましょう。
1文目のように、自分の思考から起こした行動を書くとあなたの縁の下の力持ちが伝わります。
チームのために動く姿をアピールする必要があるので、実際にとった行動も詳しく説明していきましょう。
結果
結果として、ウエイト主要3種目の平均数値が15kg増え、下級生と上級生の差が縮まりました。
そして、最終的に身体を鍛えたことでチームの勝利にもつながりました。
結果には数値を交え述べることで、あなたの取り組みの成果が面接官に正しく伝わります。
また、最終的にチームの勝利に繋がったと記述することで、チームに貢献出来たことを伝えましょう。
③入社後どう活かすか|エピソードから得られた強みのまとめ
以上の経験を活かし、個人としての活躍だけではなく、組織の成功のためにチームを支える役割を担って貴社に貢献したいです。
入社後に活かされる内容は、エピソードから得られた強みを再度確認し、自分が縁の下の力持ちであることを伝えましょう。
その際、縁の下の力持ちという言葉は使わず、言い換えることをおすすめします。
まとめ
縁の下の力持ちは言い換えや具体的なエピソードを用いることでより効果的なアピールができます。
以上の解説をもとにあなたらしい自己PRを考えてみてください!
また、作成した自己PRは添削してもらうことをおすすめします。
「キャリアチケット」というサービスを使えば、無料で添削を受けられます。
また、企業のニーズを知るキャリアエージェントの添削のため、より効果的な自己PRを作ることが可能です。
こちらも合わせて自己PRの作成に取り組んでみてください。