まさか、就活での戦い方がこうも変わるとは…
そう、オンライン面接です。
昨今の新型コロナの影響により、多くの企業が面接をオンラインで実施するようになりました。

オンライン面接って難しそう!どんな対策をすればいいの?
そんな不安、あるのではないでしょうか。
この記事では、オンライン面接で大手鉄道会社から内定をもらった私が、実際の経験とともにコツを解説していきます。
本選考にも、インターン選考にも、ぜひ役立ててくださいね!
この記事を書いた人
オンライン面接の特徴
攻略法を練るには、まずは敵を知るところから!
オンライン面接がどんなものか、基本事項から確認していきましょう。
そもそもオンライン面接とは?
面接官と学生が、パソコンやスマートフォンをインターネット回線でつなぎ、そこで面接を行うというもの。
面接会場に足を運ぶ必要がなくなり、直接顔を合わせることがないというのが、対面での面接との最大の違いです。
学生にとってのオンライン面接のメリット
- 移動時間の節約
- 移動費用の節約
- 待合室などで他の就活生を顔を合わせることがなくなり、緊張が軽減
- グループディスカッションの実施が減る
- 企業側よりも学生の方がオンライン慣れしていることも
ざっと並べてみましたが、オンライン面接ならではのメリットは、このように色々とあります。

私は地方学生なのですが、交通費と宿泊費が10万弱浮きました!
学生にとってのオンライン面接のデメリット
- 自分の人柄などを雰囲気で伝えられない
- 面接官の反応が読み取りづらい
- 面接を受ける環境を自分で整える必要がある
…不安にさせてごめんなさい!
今から、これらのデメリットに備える対策、そして好印象を与えるコツを解説していきます!
初めてのオンライン面接で失敗しない事前準備
オンラインにおいては、事前の準備を万端にしておくことで、自信を持って面接に臨むことができます。
この記事をチェックリスト代わりにしながら、準備してみてください!
①必要なツールを用意する
- インターネット回線
- パソコン(またはタブレット、スマートフォン)
- イヤホン
最低限、1と2が用意できていれば、面接は可能です。
パソコンの場合は、カメラとマイクが内蔵されているか必ず確認しておきましょう。
内蔵されていない場合はタブレットやスマホを使うか、パソコンに外付けできるカメラ・マイクの購入を検討してみてください。
3のイヤホンについては、なくても面接は可能ですが、使うことをオススメします。

私が受けた中には、イヤホン必須の企業もありました!
周りの雑音が入らない、相手の声がしっかり聞こえるなど、メリットばかりです。
可能であれば、用意してみてください。
②最適な場所を選ぶ
意外と悩むのが、オンライン面接の場所選び。
以下の3つのポイントを抑えた場所を選んでみてくだい。
- 静か
- 他の人が通らない
- シンプルな背景
『シンプル背景』という点については、画像付きで例をご紹介します!
一番おすすめなのが白壁。理想的です
以下、白い壁以外でのオススメな背景です。
ブラインドを下ろした窓の前
無地の壁が確保できなけれは、カーテンの前でもOK
ちなみに私は、自宅のこんな壁の前で面接に臨んでいました
用意できる環境というのは人それぞれですが、その中であなたのベストポジションを見つけてみてくださいね。
また、実家や寮などの場合は、面接の日時をしっかりを伝えておき、静かな環境作りに協力してもらうこともお忘れなく!
③服装を整える
対面の面接と同じで問題ありません。

上半身しか映らないし、下はスーツじゃなくてもいいかな?
面接の回数を重ねていくと、そんな邪念も生まれてきますよね。とってもよく分かります。
しかし、もし少しでも写ってしまっていたら?「全身を見せてください」なんて言われたら?
そんな不安要素をできるだけ取り除き、堂々と話す為にも、自分を奮い立たせる為にも、ぜひ全身スーツでビシっと決めて挑んでくださいね。
④背景の明るさを調整する
暗すぎないか、逆光になっていないか。事前に確認しておくことで、面接当日の不安要素を減らすことができます。
逆光の場合は、カーテンなどを閉めて日光を遮り、部屋の電気をつけることで改善することが多いですよ。
⑤PCの高さを調節する
オンラインで会話をすると、どうしても上から目線のアングルになってしまう傾向にあります。
面接官を見下ろしているようにならないよう、私はこんな工夫をしていました。
このように、厚い本の上にパソコンを置くことで、カメラと目線の高さを揃えていいました。
ちょっとした工夫が、オンライン面接では好印象に繋がります!
⑥どのWEB会議サービスを使うか確認しておく
オンライン面接の実施が決まったら、企業から面接にアクセスするためのURLが送られてきます。
そのURLを開いて、どのWEB会議サービスを使うのか、事前に確認しておきましょう。
私が実際に出会ったものを紹介します。
- Zoom
- Skype for business
- Live on
- i-web LIVE
- HARUTAKA
このように、使用ツールは企業によって様々です。
面接当日に焦らなくていいよう、必要であればアプリのインストール、アカウント作成などは事前に済ませておきましょう!
オンライン面接で意識すべき3つのポイント
オンライン面接では、以下の3点を対面の面接より意識することがポイントとなります。
- 表情・目線
- 話すスピード
- 話しの組み立て方
それぞれ、詳しく解説していきますね。
①自分の表情や目線に気を使う
対面の面接に比べ、意外と表情というのは見られています。
オンラインで面接官に伝わる視覚情報は、ほぼあなたの表情のみだからです。
カメラを通しても表情がはっきりと伝わるよう、開始時の挨拶をするときなどは特に、口角をあげることを意識してみてください。
また、難しいのは目線です。
対面では面接官の目をみて話せば良いですが、オンライン面接において画面上の面接官み向かって話すと、下を向いて話しているように見えてしまいます。
志望動機など、強い意志を持って話していることを伝えたい!という部分では、画面ではなくカメラの奥を見つめるつもりで話してみてください。
②ゆっくり・はっきり話す
対面の面接よりもほんの少しゆっくりと、そしてはっきりと話すのが良いでしょう。
また、1つの話題を話し終えた時に、面接官の反応を見ることも大事です。
ひと呼吸おいたり、「以上です。」という言葉を挟んだりすると、面接官も反応してくれるはずです。
このひと呼吸があることで、話し手の交代が難しいオンラインであっても、会話がスムーズに流れます。
③『結論ファースト』で話す
『結論ファースト』を対面の面接以上に意識してみましょう。
結論ファーストとは言葉の通り、質問に対して結論を最初に答えるということ。
結論ではなく過程から話してしまうのは、オンライン面接では特に危険です。
なぜなら、面接官の頷きや、「うん、うん」などの小さな反応をキャッチしづらい分、1人で延々と話し続けているような感覚に陥るからです。
その感覚に焦って、話すのをやめてしまい、結論を伝えきれなかったというのは避けたいですよね。
この『結論ファースト』覚えやすいと思うので、ぜひ覚えておきましょう!
トラブルが起こった時の対処法
事前の準備もばっちり、話し方と話す内容もしっかりイメージできた。
そこで迎えたオンライン面接当日で、まさかのトラブル発生…?!
万全に準備をしていても、時としてオンライン面接ではトラブルが起きてしまうもの。
トラブルが起きてしまった時には、焦らず冷静に対応しましょう。
以下、考えられるトラブルとその対処例をご紹介します。
パターン1:入室できないなど、面接を開始できない状況にある
⇒速やかに緊急連絡先に連絡しましょう。
パターン2:相手の声が全く聞こえない
⇒面接ツールのチャット機能、もしくは電話で速やかに伝える。この時、こちらの声は聞こえているかもしれないので、ブツブツ独り言を言わないよう注意。
パターン3:2で連絡したが、状況が改善されない
⇒面接ツールをミュートにして、声だけは電話で繋ぐよう提案してみる
私も実際にパターン3のトラブルに陥ったことがあり、この方法で対処しました。
事前準備をきちんとすることが前提ですが、それでも不具合が起きてしまった場合には、必要以上に焦る必要はありません。
冷静に対応することで、「この学生はトラブルにも落ち着いて対応できるんだな」と好印象を与えることができ、ピンチがチャンスに変わるかもしれませんよ!
まとめ
今回の記事では、オンライン面接のコツを紹介していきました。
これから面接がオンライン化していくのは必至。
「今までと違う…」と悲観的にならずに、学生にとってのメリットもあること、そしてコツさえ掴めば怖くないということを忘れず、前向きに取り組んでくださいね!
この記事を読んでくださったあなたのオンライン面接がうまくいくことを、心から願っています。