面接って就活では誰にとっても大きな関門ですよね?
しかし、面接に対して苦手意識がある人も多いと思います。
「思ってることを人に伝えるのが苦手」
「人と話すの苦手だから面接が不安…」
このように、自分は話し下手だから面接で不利になるのではないかと不安になることも多いでしょう。

話すの得意じゃないし、面接乗り切れない…
この記事では、口下手であることはどのように評価されるのか、面接に向けてどのように対策すれば良いのかについて紹介します。
口下手な人の印象とは?
口下手であるというだけで、面接官からの印象が悪くなるということはありません。
口下手な人は、予想外の質問に上手く答えられなかったり、言葉に詰まったりすることがあります。
このようなことから、コミュニケーション能力が少し不足しているかもしれないという認識は受けるでしょう。
しかし、面接官は人を見るプロなので、こういった話し下手であることだけで採用不採用を判断することはありません。
面接では、他にも就活生の以下のようなポイントをチェックしています。
- 仕事へのやる気
- 仕事で活かせる能力
- 人柄
- 協調性
- 社風や会社とのマッチ度
つまり、面接官に伝えるための準備をしっかりしていれば、口下手であることもカバーできますし、口下手であっても自分を最大限にアピールすることが出来ます。
口下手な人の特徴や原因
口下手な人には必ず原因となる特徴があります。
原因を知ることで、自分に合った対策や準備をしていきましょう。
恥ずかしがり屋
話すのが恥ずかしく、緊張しやすいことは、口下手になってしまう原因の1つです。
話すことに緊張すると、覚えていたことも上手く伝えられず、話せなくなってしまいます。
また、話すことに緊張していつも通りの声が出なかったり、顔もこわばってしまうこともあります。
しかし、面接に向けて恥ずかしがり屋を克服することは難しいでしょう。
面接の練習を繰り返すことで慣れていき、恥ずかしさを少しでも軽減していくことが重要です。
人見知り
コミュニケーションや自己主張が苦手なことも口下手になっていまう原因になります。
人見知りの人は、初めて会う人と話すのが苦手で、さらに面接で話すということに少し抵抗を感じてしまい、上手く話せなくなってしまう傾向があります。
また、少しでも沈黙してしまうと、再度話し始めるタイミングが掴めず、沈黙を続けてしまいます。
人見知りも克服することは非常に難しいと思うので、相手に聞き取りやすい話し方や清潔感のある身だしなみ、きちんとしたマナーを意識することでカバーすることが出来ます。
また、面接への慣れやしっかりと話せるように発言内容を予め準備しておくことでが重要になります。
マイナス思考
何事もネガティブに考えすぎてしまうことも口下手になってしまう原因として挙げられます。
マイナス思考の人は、話の内容に対して、不安を覚えてしまって、不安で頭がいっぱいになってしまうことで、上手く話せなくなります。
「この表現は良くないんじゃないか」
「この内容では、面接官に伝えられていないのではないか」
このように思ってしまうことも多いと思います。
また、自分のことも過小評価しがちで、自信が持てず、上手く自分をアピールすることが出来ないことも多いです。
アピールするための準備や想定される質問への対応などをしっかり考えておくことが重要になります。
口下手な人の面接でのコツ
口下手な人でも、面接官に好印象を与えて、面接を乗り越えるためのポイントがあります。
これらのポイントを抑えることで口下手であることをカバーして、落ち着きのある振る舞いを見せましょう。
話す内容はしっかり用意する
話す内容をその場で考えると、支離滅裂な構成になってしまうので、事前に話す要点をまとめて、しっかり準備しておくことが重要です。
話す内容を考える際は、自分が伝えたいポイントを箇条書きで書き出してみましょう。
具体的には、以下のような流れを参考にしてみてください。
質問:学生時代に最も打ち込んだこと
結論(エピソード概要)
- 英語の勉強に注力してTOEIC750点を獲
目標や課題、経緯
- 学習のきっかけは、海外旅行で上手く話せなかったから
- 目標はTOEIC700点
具体的な行動・結果
- 毎日学習量と目標を決めて達成感を得られるようにした
- 海外番組・ラジオの視聴でモチベーション維持
- 結果TOIEC750点
学び・今後にどう活かすか
- 継続することとコツコツ努力することの重要性を学んだ
- 何事も諦めずに果敢に取り組み、成果を出せる
- 貴社でもこの姿勢を忘れない
このように要点を見やすくまとめることで、自分の伝えたいことが明確になり、実際に話す際にも伝えたいポイントを理解しながら話すので、より伝えやすいです。
また、同時に想定される質問や深掘される可能性がある部分に関しても分析しておくといいでしょう。
面接練習を繰り返す
口下手な人は、人前で話すことに慣れていなかったり、自分の気持ちを伝えるのが苦手であったりすることが多いので、模擬面接や就活生同士の面接練習を繰り返すことも非常に重要です。
面接練習をすることで口下手な人が得られるメリットとして、以下のようなものが挙げられます。
- 面接や話すことに慣れ、抵抗が軽減する
- 面接での話し方や振舞い方の改善点をフィードバックしてもらえる
- 話す内容の質が徐々に向上して、伝えやすい構成を作ることが出来る
これらのメリットがあることから、口下手な人は面接練習を繰り返すことで、本番では伝えたい内容がはっきりと決まっていて、より好印象を与えやすい話し方で、自分をアピールできるようになります。
最初は、友人や先輩などに面接練習をしてもらうことから始めて、少しずつ面接という形態に慣れていきましょう。
人前で自分の気持ちを伝えることに抵抗がなくなってきたら、本格的な面接練習へと移行しましょう。
本格的な面接練習では、大学にあるキャリアセンターや就活エージェントを活用するのがおすすめです。
特に就活エージェントは、就活をよく知るプロに面接の練習をしてもらえたり、より詳しく知ることが出来るのが特徴です。
キャリアチケットでは、就活のプロがマンツーマンで対応してくれるので、面接への入念な対策を行え、面接や就活全体への不安を解消することが出来ます。
大きな声ではっきりと話すことを意識する
口下手な人は、小さな声になりがちな人が多いので、しっかり伝えるために大きな声ではっきりと話すようにしましょう。
特に自分に自信が無かったり、恥ずかしかったりすると小さい声になりやすいです。
小さい声だと説得力がない、元気がないという印象を与えてしまいます。
そのため、堂々と答えられるようにすることで、口下手な人には見えず、面接官に落ち着いた印象を残すことが出来ます。
特に集団面接では、他の就活生と印象で比較されてしまうので、より意識するといいでしょう。
自分の声の大きさや聞き取りやすさを把握するために、面接での質問への回答を何度も録音や録画をして練習するのがおすすめです。
すぐに答えられないときは、正直に言う
予想外の質問や自分がすぐに回答できないもには無理に答えようとせず、正直に面接官に伝えましょう。
面接官も就活生がすべて完璧に答えられるとは思っていないと思っていません。
そのため、どれだけ模擬面接をしても、想定していなかった質問や回答の難しい質問は当然あります。
このような場合、口下手な人は特に頭が真っ白になって沈黙してしまう場合が多いです。
また、少しでも自然に考えられる時間を稼ごうとして、「えーっと」や「そうですねぇ…」などの言葉で繋げようとすることも多いです。
これは、受け答えとしてあまりよくないので、「すみません、少し考える時間をいただけますか」と面接官に申し出て、考える時間をもらいましょう。
しっかりと熟考して、考えをまとめてから話すことで、口下手でも自分の伝えたいことを伝えることが出来ます。
まとめ
今回は、口下手の人に対する評価や面接にどう向き合えばいいのかのついて紹介しました。
口下手であるからと言って、不採用になるわけではなく、自分の欠点をカバーするための準備が重要です。
口下手な人のための面接準備・対策を以下にまとめているので、もう一度おさらいしておきましょう。
- 話す内容を要点を絞って準備しておく
- 面接練習を繰り返す
- 大きな声でハキハキと話す
- すぐに答えられないときは面接官に時間をもらえるか尋ねる
これらのポイントを抑えて、しっかりとした準備を整えて、冷静に自分の伝えたいことをアピールできるようになりましょう。