自己PRって、なかなか思うように書けませんよね?
私もそんな学生を何度も見てきました。
しかし、あるフレームを使えば簡単に自己PRを作ることができます。
この記事では、新卒エージェントとして年間50名以上の大学生を内定に導いた私が、「自己PRの書き方」を解説していきます。
この記事を書いた人
自己PRを作成する前に
自己PRの作成に取り掛かる前に、「自己分析」は終わらせましたか?
正しい自己分析ができてこそ、あなたの真の強みが分かり、企業に響く自己PRが作成できるようになります。

めんどくさいから自己分析はまだやってないや

自己分析なんて、やるだけ時間の無駄でしょ
そんなあなたはイエローカードです。
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自己PRの書き方
自己PRには、フレームワークが存在します。
このフレームを身に付けることで、分かりやすい自己PRを簡単に書くことができます。

上記のように書くことで、説得力のある自己PRが作れます。
今回は、実際にこのステップを活用したお手本を用意しました。
以下、その例を参考に解説していきます。
STEP①結論を書く

①-1強みを端的に書く
STEP①-1の例文
私の強みは協調性があることです。

ポイントは、端的に分かりやすく書くこと!
まずは、下記のように結論を端的に書きましょう。
「私の強みは〇〇です」
「私の長所は〇〇です」
また、自己PRの冒頭で大事になるのが、以下の項目です。
ここをチェック!
- 企業が求めているような長所でありそうか
- 相手に伝わりやすい内容か
- ありきたりではないか
- 印象に残りやすいか
これらポイントにさえ気をつければ、まずはクリアです!
①-2強みを発揮したエピソードを端的に書く
STEP①-2の例文
この強みは、私が所属するダイビングサークルのメンバーの脱退率を下げた際に発揮されました。

ポイントは、強みの根拠となるエピソードを端的に伝えること!
結論を述べた後、その強みがどのように発揮されたのかを伝えましょう。
この「エピソード」があなたの強みの根拠となります。
論理的にエピソードを考えて、実体験を抽象化すると「自分の強み」となるようにしましょう。
STEP②強みを発揮したエピソードを具体的に書く

②-1その時の課題や目標・状況を書く
STEP②-1の例文
当時、サークルの入会1年以内のメンバーの脱退率が60%と非常に高く、サークルの存続が困難な状況でした。

ポイントは、目標を具体的に書くこと!
エピソードを記載する際は抽象的な表現は避けるのがいいです。
数字や事例、データなどを用いて、具体的な表現をすると良いでしょう。
例文では「脱退率が60%」と記載しいます。
誰が見ても分かる明確な課題を記載することで、あなたが行動を起こした後の変化が分かりやすくなります。
②-2課題に対しての努力・行動を書く
STEP②-2の例文
私は脱退者が多い理由を把握するために、アンケートを実施しました。「脱退の理由」を調査した結果、脱退者の70%が金銭面を理由にサークルを辞めている事が明らかになりました。そこで、既存メンバーに対して支出を減らす提案を行いました。しかし、既存メンバーは現状に不満を感じていないため、私の意見は反対されました。そこで、双方が納得する折衷案を設ける為に、既存メンバーと脱退メンバーでミーティングを開きました。どのようにサークル活動の収入を得るか話し合い、「海の清掃活動を行い、そこから収入を得てサークル活動費に充てる」という案を実行することになりました。

ポイントは、どのように取り組んだのか、相手にイメージさせること!
課題に向けてどのように取り組み、努力や行動をしたのか、という点が自己PRで一番重要です。
ここに関しては文字数が許す限り最大化し、細部まで伝わるように書きましょう。
「私の強みは~です」とだけ伝えても納得感はないですよね?
実際の努力や行動が読み手が実際にイメージできるよう、具体的に書くことがポイントです。
②-3どんな成果を残したのか、状況がどう変わったのか説明する
STEP②-3の例文
その結果、各個人の金銭的な負担を軽減することに成功しました。そして、サークルの脱退率は10%となり、無事存続することができました。

ポイントは、具体的な表現を用いること!
結果に関しては目標と比較してどのような結果になったのかが分かるように記載しましょう。
今回の例文では当初「60%の脱退率」が「10%」に改善されたと記載があるため、一目で課題解決できたことが分かります。
結果は目標と同様、具体的な数字や事例に基づいた表現を心がけましょう。
STEP③強みをどう活かすのか書く

STEP③の例文
このように、私はチーム内で意見が対立しても、一つの目標に向かって双方の意見を聞き、提案を行うことができます。貴社においてもこの姿勢を忘れずに貢献したいと考えます。

ポイントは、あなたが入社後活躍できることをイメージさせること!
最後は自分の強みがどのように企業に活かせるのかを伝えましょう。
ここは企業の事業内容・業務内容を理解した上で業務と紐づけた内容にすると良いです。
今回の例文では企業名の記載をしませんでした。実際には以下のように、具体化するのが良いでしょう。
「貴社の営業活動は自社の生産管理部門、研究開発部門とクライアントの商品担当、及びマーケティング担当それぞれの意見をすり合わせる事が必要になりますが様々な人と折衝をする際に私の強みである協調性を活かします」
ここまでやれば、あなたが入社後のどのように活躍してくれるのか、採用担当者の方もイメージできます。
自己PRを書いたらプロに添削してもらう
以上のポイントを押さえてガクチカを書いても、まだ終わりではありません…
最後に客観的な意見を取り入れることで、自己PRは完成します。
企業に評価されるガクチカを書けなければ、元も子もありません。
一度は、企業側の目線を持ったプロからフィードバックを貰い、改善することが大切です。

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まとめ
以上自己PRの書き方を紹介しました。
ポイントは以下の4点です。
①自分の過去の経験から振り返る
②企業が求めている人物像を推測する
③上記フレームワークに従って自己PRを書く
④書き終えたらプロに添削してもらう
ここまで読んでも、
「自己PRでアピールする強みが分からないよ」
「面接で自己PRをどんな風に深堀りされる?」
という疑問をお持ちの方もいるかと思います。
そんなあなたには、以下の記事もおすすめです。自己PRをゼロから作ることができますよ!